Actually Legitimate URL Shortener ToolがuBlock Origin Liteでの使用を拒否
追跡パラメータをURLから自動削除することなどを目的としたフィルターリスト「Actually Legitimate URL Shortener Tool」が、2026年6月末の更新でManifest V3(MV3)ベースのブロッカーでの利用を技術的に拒否するような措置を導入した。
GitHub上のコミットメッセージでは以下の通り Preventing the list's use in uBOL. (uBOLでこのリストを使えないようにする)
ここでいう「uBOL」とは、uBlock Origin Lite の略称である。従来の uBlock Origin とは異なり、MV3の制約を受ける設計となっている。
今回の更新では、2026年6月30日以降、このリストはMV3拡張機能での利用を積極的に防止する との文言が追加された。さらに、フィルターリストの大部分を
!#if !ext_ubol ... !#endif
で囲むことで、uBOL環境ではリスト本体を読み込まないようになった。事実上の「利用拒否」と言えるだろう。
背景にあるのはMV3の技術的制約
作者が問題視しているのは、MV3における正規表現処理能力の制限だ。 Legitimate URL Shortener の主な目的は、
utm_source utm_medium utm_campaign
などの追跡パラメータをURLから除去することである。しかし作者によれば、MV3ではこれを実現するための正規表現ルールが十分に機能せず、特に utm_ 系の除去が困難だという。
そのため、動かない環境に対応しているように見せるより、最初から使わせない方がよいという判断に至ったと考えられる。 MV2支持を鮮明に更新された説明文では、 MV2ブラウザーへ移行することが唯一の解決策とも記されている。Windows利用者に対しては、
winget search mv2 winget search gecko
を実行し、MV2対応ブラウザーを探すよう案内している。
フィルターリスト界隈にも広がるMV3論争
Actually Legitimate URL Shortener Tool は、プライバシー重視ユーザーや広告ブロック愛好家の間で広く利用されているリストの一つであり、コミュニティでも推奨例として名前が挙がることがある。
今回の「uBOL拒否」は、単なる一つのフィルターリストの仕様変更に留まらず、MV3時代の広告ブロック技術の限界を象徴する出来事として注目を集めそうだ。
Preventing the list's use in uBOL. · DandelionSprout/adfilt@d6d4834